記事を探す
- 新冠町
- お知らせ
- 歴史・文化
祝! ディマシオ美術館ギネス世界記録™認定
【祝 ギネス世界記録認定】
世界中のありとあらゆる世界記録を登録している「ギネスワールドレコーズ」から毎年刊行される「ギネス世界記録」。
世間広しといえども、ここジャパンにおいてその名前を知らない人はいないと言っても過言ではないでしょう。
そのギネス世界記録が、新冠町に誕生!!
認定された世界最大の油彩画はフランス幻想絵画の鬼才と呼ばれるジェラール・ディマシオの作品で「太陽の森ディマシオ美術館」で展示され、11月14日(木)に正式に記録認定されたとのこと。
はてさて一体どんな作品か気になりますな。
世界最大の油彩画を一目見るべく「太陽の森 ディマシオ美術館」へと向かいましょうぞ。
【美術館とディマシオの作品と】
新冠の中心地から山側に向かって走ること約30分。
どんどんと物静かな自然に囲まれた風景に。
そこに突如として現れるひっそりと佇む美術館。
まるでおとぎ話のよう風景ですな。
かつて小学校だった建物は、どこか暖かみのある空気感。
外に広がる庭園には国内外のアーティストの作品が展示され、見所が沢山あり絵本の中の世界のよう。庭園をゆっくり堪能したいところですが、本日の目的は世界最大の油絵!
早速美術館の中に入って作品を見ることに。
今回美術館の案内及び説明をしてくださる谷本さんと合流し、いざ入館!
さあさっそく油彩画について・・・・ちょっと待ってくだされ。
入り口入ってすぐの所になんともおしゃれな空間が広がっておりますぞ!
ここは一体・・・ふむ、「レストラン アトランティス(RESTAURANT ATRANTIS)」ですか。
レトロな雰囲気に、ステンドグラスの窓から差し込む光が暖かく店内を照らして心が安らぎますな。
休憩にはもってこいの場所。
本格パスタやデザートも扱っているとのことなので麺類大好きな筆者にとっては大変興味深い!
ここで苦みのきいたコーヒーをすすりながら一休み・・・お口いっぱいにパスタを頬張る・・・。
至高ですな。
メニューは公式HPに載っているので詳しくはそちらをご覧あれ。
写真の奥に見えるバーのカウンターは船で使われていた物を使用しているのだとか。
ステンドグラスで彩りを与えていたりとこだわりを感じられる空間に、筆者は心をつかまれましたぞ。
小学校を感じる廊下を進むと、そこにはディマシオの作品がずらりと展示っ!
なるほど。ディマシオの作品にはいくつかの特徴が見受けられますな・・・。
作中の人物には瞳が描かれていなかったり、タイトルがなかったり、
破片のような物が漂い立体感を感じられたりと独特な雰囲気。
筆者は芸術には疎いのですが、幻想的な作風に惹かれ何度も足がとまってしまいましたな。
作品を眺めながら廊下をさらに奥へと進むと、かつて小学校の生徒たちがご飯を食べたり集会に使っていたという広場的なところに行き着きましたぞ。
見てくだされこの広場と作品の数々を!
両脇の壁にも一面にディマシオの絵画!
ルネ・ラリックのガラス作品!※ルネ・ラリックについては公式HPまで
独特な世界観を引き立てるステンドグラス!
作品一つ一つの見せ方はもちろん、作品を展示する空間の雰囲気も大変綺麗で、筆者はうっとりとしてしまいましたな。
さて、皆さんお待ちかね。本日のメインの油彩画はこの廊下の先に!期待に胸が高まって参りましたな。
谷本さんの案内のもと、ついに世界最大の油彩画が展示されている部屋に入ることに!
満を持して!
いよいよ!
それでは画面の前の諸君、ご覧あれ!
ちょ・・・。
でっっっっっっっかいですぞ!
縦9メートル、横27メートルの巨大油彩画がドーン。
画面の前の諸君にどれほど大きいか伝えるべく、同行した職員に作品の前に立ってもらうことに。
おわかりいただけるだろうか、この大きさ。
離れて見ても視界のすべてが油彩画が覆い尽くされ、その迫力と美しさにに圧倒された筆者はあんぐり。鏡を使って無限に広がるこの空間、まるで絵の世界に入り込んだ感覚でしたな。
この作品は制作に3年の歳月を費やしたのだとか。
こちらの作品は、一日に8回、展示空間を光と音で演出する時間があるのですぞ。
光の当て方や光の色によって同じ作品でも全く違う表情に変わり、幻想的な世界観がいっそう深まるので、体験するのをおすすめしますぞ。
【谷本氏のお話】
一通り作品を紹介していただき、谷本さんからお話しを伺うことに。
なぜ、この新冠町にディマシオ美術館ができたのか、その経緯についてお伺いしましたぞ。
はじまりは、理事長がパリのギャラリーでディマシオの作品に一目惚れしたところから。
あまりの美しさに衝撃を受け作品をコレクションすることに。
将来は美術館を作って多くの人にディマシオの作品を見てもらいたいと話すと、ディマシオは美術館のシンボルになる絵を描きあげてくれたとのこと。しかし、あまりの大きさ故、展示する場所がなくおよそ10年ほど公開ができないまま歳月が過ぎたのだとか。
そんなある日、偶然にも太陽小学校が閉校することを知ると何か感じる物があったとのことで。大阪から新冠へ向かったのだとか。
地元の方々から「小学校を再生してほしい」、「油彩画が見事校舎に収まったら美術館に」という言葉をうけ、理事長は油彩画を運び込むことに。
地元の方々の協力も得て搬入すると、僅か5㎜を残して見事油彩画を収納することに成功!
こうして見事「太陽の森 ディマシオ美術館」が誕生しましたそうな。いやはや驚きましたな。
地元の方々と理事長の熱意によってできあがった美術館だったのですな。
(詳細は公式HPに記載があるためHPをご覧ください。)
【かわいい副館長マスク】
さらに、ここディマシオ美術館では、美術品だけでなくとってもかわいらしい魅力も持ち合わせた場所なのですぞ。
美術館の中に白と黒の猫ちゃんマスクがお昼寝をしていました。
マスクは美術館の副館長で、普段は館内のパトロールをしたり、来館者のを笑顔にしてくれる案内人。
かわいらしいですな。
今日は我々のお出迎えしてくれましたぞ!
【ディマシオ美術館のグッズ】
こちらのディマシオ美術館には、ミュージアムショップがあるのでディマシオ美術館独特のグッズまで購入できてしまいますぞ。
おうちに帰ってからでもディマシオ美術館での感動を思い出せるようにお一つ手に取ってみてはいかがかな!
その他にもグッズがあるので、ディマシオ美術館のHPをご覧あれ。
※太陽の森ディマシオ美術館 グッズショップ
【終わり】
さて、気づけばあっという間に時間は過ぎ夕暮れ時。
名残惜しさを感じながらも美術館から退館することに。
谷本さん、お忙しいなか美術館の案内やディマシオについて、ギネス世界記録についてお話しいただきありがとうございました。
マスクも、お出迎え感謝しますぞ!
次はレストランでパスタを食べ、庭園やフランスのガラス芸術の巨匠ルネ・ラリックの作品があるガラスの美術館もゆっくり堪能したいですな。
今回の訪問で筆者はディマシオ美術館の魅力について一つ気づいたことがありますぞ。
ここ太陽の森ディマシオ美術館は雰囲気や空間作りを意識していると見ましたな。
一般的な美術館のような現代様式の建物にツルツルの床の上でライトに照らされた作品を見るの
とは違い、山奥にひっそりと佇む木造の建物に暖色のライトで柔らかく作品を
照らしながら自然光を取り込む・・・・。
美術館そのものが作品を入れる額縁のようにここに展示されるすべての作品をどう見てもらうか、そんな空間が広がっておりましたな。
さてさてここまで見てくれた読者諸君、太陽の森ディマシオ美術館に行きたくなりましたよな?
ディマシオ美術館は12月15日(日)で開館期間が終わってしまうため、次の春に向けて来館してくだされ!
それでは皆さんさようなら、ひだかで待っておりますぞー!
※新冠町について
当記事で出てきた新冠町は人口約5,000人ほどで日本有数の軽種馬産地。
ピーマンが有名で道の駅ではピーマンを使ったソフトクリームを販売するほど。
そんな新冠町で世界最大の油彩画が展示されている美術館があるのだとか・・・。
2025年開館時期・開館時間 | 2025年3月1日(土)〜2025年12月14日(日)の木・金・土・日・祝 10:00-16:30 ※旅行会社様主催のバスツアー、10名様以上の団体様は事前のご予約にて開館致します。 ホームページのお問い合わせフォームまたはお電話にてご予約ください。 ※開館日程・時間は予告なく変更されることがあります。 |
住所 | 〒059-2343 北海道新冠郡新冠町字太陽204番地の5 |
レストラン営業時間 | 11:00~14:00(月~水は休み) |
お問合せ | TEL:0146-45-3312 |
HP | 太陽の森ディマシオ美術館公式HP ※当サイトはあくまで管内観光情報の紹介ページですので詳しくはリンク先の公式HPをご確認ください。 |