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様似会所跡

明治以前の北海道。江戸幕藩体制の時代の蝦夷地は米がとれず、松前藩は全国唯一の「無石の藩」でした。
このため、松前藩は北海道沿岸に商人による交易場所をつくり、そこからの運上金で生計を立てていました。
1799(寛政11)年、ロシアの南下などに危機感を抱いた幕府は、北海道太平洋沿岸の東蝦夷地を松前藩から取り上げ、直轄領とします。
そして、各場所を「会所」と改め、行政統治を進めました。
様似は、エンルム岬という天然の良港があったほか、ロシアが進出している千島列島に至る中間地にあったため重要拠点として位置づけられ、岬の麓に「シャマニ(様似)会所」が置かれました。
現在、その場所には消防署が建ち、わずかに会所跡の石碑と「会所町」という地名が残っているばかりです。
しかし、等?院建立や様似山道開削など、会所の設置は今の様似発展の黎明となったのです。

住所〒058-0024
様似郡様似町会所町1
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お問合せ先様似町役場商工観光課
TEL 0146-36-2120
公共交通旧JR日高本線様似駅から徒歩20分
[都市間バス等利用の場合]
札幌から道南バス高速「ペガサス」号にて「浦河ターミナル」で下車し、東町(日赤前)へ行き、ジェイ・アール北海道バス「様似」方面へ乗換え、「会所町」下車、徒歩5分
車アクセス札幌から国道36号線または道央道・日高道を通り、国道235号線、236号線、336号線を進み、様似町本町3丁目信号を右折
駐車場あり(郷土館・無料)
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